イノハラ担のなきにしもあらず

2020年の目標は現場の記録。

舞祭組主演舞台をマチソワした人の末路(2020.2.16@グローブ座)

舞祭組主演舞台「〇〇な人の末路〜僕たちの選んだ✕✕な選択〜」。2/16のマチソワに行ってきました!!め〜っちゃくちゃ良かった、泣いて笑って色々と考える舞台だった。

各1回ずつしか見ていないので、ストーリー展開の順序が正確じゃないんだけど、どんな感じの舞台だったかの備忘録として今回も書いておきます。毎度の13000字超え。数日に分けて書いてるかつあまり読み直してないので相変わらず読みにくいですが。備忘録なので許せ私。


今回のこの舞台、舞祭組が主演なんですが、ニ組に分かれます。

月side)兄・笑原敏幸役:横尾渉
    弟・笑原陽左志役:千賀健永

海side)兄・笑原敏幸役:宮田俊哉
    弟・笑原陽左志役:二階堂高嗣


途中までは二組同じストーリーで途中から分岐して、別のストーリー展開へと進んでいきます。絶対両side見たくなるやつだろうなと思ったし、両side見て本当に良かった!!!先にそれぞれのストーリーの系統を言ってしまうと、月は恋愛系、海は家族系のストーリーでした。


目次


 

■共通ストーリー


ステージ上手のベンチでため息をつく男性。「こんなところにいたの」「最後のプレゼント、どっちか選んで」2つの箱を差し出す女性。「どっちでもいいよ」「いいから、ちゃんと選択して」「どっちを選んだって変わらないだろ?」「敏幸くんと陽左志くん、1年前、2人も大きな選択をして、その選択によって末路が変わった」

話す女性がはしえさん。本作のストーリーテラー
1年前の場面へ。


そこは2階建ての建物の1階にある、オシャレなラーメン屋。開店前から店の前にいる常連のはしえさん。店主がバイトの新人まゆこちゃんに、はしえさんを紹介する。はしえさんの旦那はネットで占いの副業を始めたという。


同じ建物の2階から、敏幸(横尾さん)が手すりを掴んでまっすぐ前を見ながら降りてくる。(ここではまだ敏幸の情報を何も知らない私、緊張してまっすぐ前を見据えちゃうのかしらと要らぬ心配をする。)


敏幸もラーメン屋へ。新人まゆこちゃんのいらっしゃいませを聞いて、「みずきじゃない女の人の声がする」と言う。察しが悪いので、その後みずきちゃんにコップを掴ませてあげるところを見るまで、敏幸が視覚障害であることにピンときてなかった。ピンときたときになるほど!となった。ここのみずきちゃんと敏幸のやりとりが自然で、長い関係性を垣間見た気がしてすごく良かった。


敏幸は趣味でカメラをやっていて、弟を撮った写真が入賞して雑誌に載ったという。次もコンクールがあって、地元をバックに10代女性をモデルとした写真が条件。SNSでモデルの募集をしている。


時々、舞台上手でストーリーを黙って見ている男性(はしえさんの旦那)が「これって選択の話に関係あるの?」と割って入る。「関係あるから話してるの!いいから黙って見てて!」とはしえさん。


建物の2階に不動産屋の人が訪問、弟の陽左志が出る。土地を売ってほしいと言われ、今ならこれくらいの金額はつきます!と高値で提示を受けるが断る。敏幸は部屋に戻った陽左志に来客?と尋ね、「ここを売ってほしいって」と伝える。「でもうちは母さんが残してくれたお金があるから、お金には困ってないもんなぁ!」と笑う敏幸。困ったように、そうだね、と笑う陽左志。


バイト終わりのまゆこちゃんとはしえさんがばったり。まゆこちゃんからはしえさんに、2階のお兄さんって目が見えないんですよね?という話。敏幸が失明した経緯を話す。廃墟での撮影に夢中になっている敏幸。暗転し、「ワァァァーッ!」という叫び声と共にフェンスが倒れる。。

お父さんはその1年後に女を作って離婚、お母さんは5年後、今から10年前に、スーパーの帰り道に引かれそうになった子供を助けて亡くなった。陽左志くんはずっとお兄さんを献身的にサポートをしていて偉いと周りからも褒められている。


部屋で仕事中の敏幸。
月)箱の中から大事そうに帽子を取り出す。
海)ちゃんと見てなくて悔しい...カメラかな...

ニカが想像以上に声が低くてびっくりした、めちゃくちゃ良い声だった。
陽左志「SNSで募集したモデル、一人連絡きたから会ってみようか。」

敏幸が自分の聴いている音楽を、陽左志にも「聴いてみろよ!」って聴かせるところ、
月)まるごとヘッドホンを渡して聴かせる。
海)イヤホンで、片耳をつけたままもう片方を陽左志に渡して一緒に聴く。しかも恋人みたいにそれぞれ外側にイヤホン付けて顔近づけてるの...仲良...
それぞれ色があってよかったな。


敏幸が陽左志に打ち明ける。「俺、みずきが好きなんだ」「うまくいくかな?」複雑な表情で返す、陽左志の「うん」...切なすぎた...二人ともみずきちゃんが好きなんだなあ...


ラーメン屋。新人のまゆこちゃんも打ち解け、時々閉店後にみんなで飲むことも。そこで陽左志は「俺は幸せになっちゃいけないんだ」と漏らす。


(ここまで、はしえさんの旦那さんはずっとステージ上手でこの物語の展開を立ったまま黙って見てる。これはこれで大変だなと思った。下のシーンから物語に入ってくる。)


占いに来たみずきちゃん「同窓会どうでした?」はしえさんの旦那・轟「いやぁ最高だったよぉ//」デレデレな轟さん。みずきは好きな人がいて..告白してもいいか占ってほしい、と恋の相談だった。今やSNSで大人気となった轟さんの占いは、みずきちゃんからの提案だった。


※ちなみに後日、ラーメン屋でみんなで飲んでるときに酔っ払った轟さんのポッケから落ちたスマホでこの同窓会での浮気がはしえさんにバレ、離婚を切り出される。毎回「居場所がないからここにいてもいいかい...」とヘナヘナになりながらラーメン屋にくる轟さん、不憫おもろかった(笑)


轟さん、ステージで2つの場面を行き来して演じる。同日、まゆこちゃんも轟さんに占ってもらいに行った。「占いって、自分のことじゃなくてもいいんですか?」「陽左志くん、自分は幸せになっちゃいけないって言ってて...幸せになるためにはどうしたらいいでしょうか?」と相談。轟さんの占い結果は、「3ヶ月以内に、人前で号泣する」こと。


まゆこちゃんはラーメン屋の店主とみずきちゃんに「ひさしくんを泣かせよう!」計画を持ちかける。ただし、店主から「占いってことはバレないほうがいい」と忠告される。陽左志くんのお母さんは占いを信じていつもと違うスーパーに行ったところ亡くなった。母が亡くなったのは占いのせいだと思ってる。だから、占いということをバレずに、泣かせたい!!


敏幸「よし」。事前に呼び出されていたみずきちゃんが廃墟にやってくる。陽左志が後をつける。告白する敏幸。「好きなんだ」


下で聞いてる弟。みずきちゃんは敏幸に「ごめんなさい.....」と震えながら伝える。動揺した陽左志は「ガシャン!」とフェンスの音をたててしまう。「ごめん、聞くつもりじゃなかったんだけど..」


力が抜けた敏幸はフラフラと廃墟を降り、帰っていく。陽左志「お兄ちゃんのことが好きなんだと思ってた..」そこに、はしえさんが通りかかる。急いで立ち去る陽左志。「あれ?今の陽左志くんよね?あーよかった!言えたんだ!告白したんだよね?」とはしえさん。「え、ひさしくんが私に?ひさしくんには告白されてないけど...」と話すみずきちゃん。はしえ「今の全部忘れて!」轟「お前最低だな!」このくだり両side共でやっぱり笑った(笑)


写真モデルの面接当日。陽左志「急遽大学に呼ばれて1:30までしかいられないって。30分時間があれば面接できるからOKしたけどいいよね?」「大丈夫、行こう」。陽左志「やばい!1時ギリギリ!」敏幸「ごめん、俺の準備が遅くて」。先に階段を降りる陽左志。ラーメン屋から出てきたみずきちゃんと鉢合わせ、足を止める。遅れて降りてきた敏幸「どうした?」陽左志「みずきちゃん」敏幸「これから面接なんだ」みずき「そっか、いい子だといいね。じゃ..」ちょっと気まずい空気。


みずきちゃんが立ち去り、陽左志が落ちている鍵に気付く。「あれ、鍵...ラーメン屋に置いてくる!」駆け足でラーメン屋に入る。すると陽左志が飛び出してくる。「お父さんが、いる」ラーメン屋に、自分たちを置いて消えた父がいた。「どうする?今行かないと面接は間に合わない」...迫られる。二人の選んだ選択は...


・第一の選択
月)「面接に」「行こう」
海)「面接は」「またにしよう」


ここで月と海の物語が分岐。
月では面接したモデル役の子と母役、海では二人の父役がそれぞれの公演で出演していました。特に月sideのモデルの子の母役の高橋ひとみさんがものすごい(笑)笑い声だけで持ってく(笑)キャラが最高だった(笑)


ちなみにこれ以降、それぞれストーリーが入り乱れて分岐して、順序が分からなくなっているので読みにくいですが、未来の私、汲み取ってくれ...


■月side

モデルの子の面接へ行く兄弟。

一緒にお母さんも同席している。モデルの子の名前はあいらちゃん。面接なのに、受け答えをお母さんがしてくる。お母さんはいいから!とあいらちゃんが話し始めるんだけど、いてもたってもいられないお母さん、娘「〜で、」母「〜で!」娘「〜なんです」母「〜なんです〜!ウフフフ
!!!」といちいち一言おきに繰り返してくる、めちゃくちゃ笑った(笑)高橋ひとみさんパワフル!(笑)さすがでしたねって公演後に一緒に観劇した千賀担さんと話したくらい早速ハートを掴まれたシーンだった。

雑誌に載った敏幸の写真を見て応募してくれたとのこと。即採用が決定。面接を終え、ラーメン屋に戻ったけどもうお父さんはいなくなっていた。

物語を見ている轟さんがストーリーテラーのはしえさんに、「結局お父さんには会えなかったの?」と聞く。「そうね、結局お父さんに会うことはなかったわ」。


お笑いターン1(陽左志くんを泣かせたい!ゲーム編)
ラーメン屋で撮影終わるのを待つあいらちゃんのお母さん。餃子を注文するも、17時のチャイムで「近づくな!」と立ち上がる(笑)「轟さんの占いで17時のチャイムでそう叫ぶと悪い気を寄せ付けない」と言われたという。ちょっとヤバめのお母さん役がハマり役すぎる(笑)(経緯を忘れてしまったが)餃子を見て、まゆこちゃんが「これだ!!!」とひらめく。案1、ロシアン水餃子!!参加者はまゆこちゃんとみずきちゃんと。1つだけカラシが入ってて、それを食べた陽左志くんが辛くて辛くて泣いちゃう、という作戦。

まゆこちゃんの空想スタート。笑原兄弟が圧倒的元気でかわいい。陽左志くんの「飲もー!」がめちゃ元気..かわ..

どうせなら二人もちゃんとロシアン参加したら?と提案し、それでいくことに。せーので餃子を選ぶ。陽左志「これもう絶対膨らんでるしカラシ入りじゃん!」と怯えるも、結局カラシ入りを引くのはまゆこちゃんwwwwwwまゆこちゃんに当たって悲しむみずきちゃんに、「自分にカラシ入りあたってないんだから、良かったんだよね?」と確認する陽左志くん(笑)「あ〜!良かっ!た!」なみずきちゃんおもろすぎたwwwwww


お笑いターン2(陽左志くんを泣かせたい!協力してもらう編) 
案2。亡くなった陽左志くんのお母さんにイタコ的能力で会わせてあげて感動して泣いてもらう作戦!あいらちゃんのお母さんに協力してもらう(笑)実践中、めちゃくちゃ良い雰囲気になったところで17時のチャイム。「近づくな!」と叫ぶ母(笑)伏線が効いてて爆笑。


どこかのシーンで、目が見えるようになったら最初に何が見たい?という質問に対し、「陽左志の笑顔が見たい。目が見えなくなる直前に、陽左志と喧嘩しちゃったから..」と話す敏幸。

過去の兄弟喧嘩のシーン。ベッドに横になる陽左志に、敏幸が怒鳴る。「ちゃんと勉強しろよ!毎回学校に呼ばれる母さんたちも可哀想だろ!野球もすぐ辞めたんだってな?道具も全部買ってもらってたのに..」とだらしない陽左志を早口で叱る。

兄弟喧嘩のシーンは過去シーンなので月も海も両sideであったシーンなんだけど、両side共、あんなに穏やかな兄があんなふうに怒るのがあまりにも豹変しすぎて結構ビックリしてしまった。あと月の敏幸(わったー)の早口はめちゃくちゃ噛まないかハラハラした(笑)最初辺り少し甘噛みしてたけど目立っては無かったかな。笑

 
敏幸の目が見えなくなった事故の真相。喧嘩した後にカメラを持って廃墟に登って撮影に熱中していた敏幸。その後ろから陽左志が静かに近づいて行く。そして陽左志はそのまま敏幸の背中を押して、廃墟から落としたのだった。ここの千ちゃんの演技が凄かった。静かに燃えるような目力で、まっすぐ腕を伸ばし、迷いなく兄を落とすの。喧嘩直後のカッとなった燃えるような憤りと兄への憎さがあの一瞬で伝わってきた。怖かった、し、千ちゃんのそういう演技がとてもグッときた。ゾッとしたもん。


そして、そんなことをしてしまって後悔する陽左志。お母さんは兄を落とした陽左志を見ていて「絶対に本当のことを言うんじゃないよ、これからあなたが生きづらくなるから。あの子は自分で誤って落ちてしまった、そういうことにしなさい」と。あの日からずっと陽左志は嘘をつき続けてきた。敏幸を献身的にサポートする自分を、偉いねと周りはよく言ってくれた。そう言われるたびに罪悪感が増していった。陽左志....;;;だから飲んだときに「俺は幸せになっちゃいけない」なんて言うんだよね...


あいらちゃんとの撮影、毎回楽しそうな敏幸。目が見えないので空気感で撮影するのも良かった。初日の撮影、「今、緊張してるでしょ。空気でわかるよ」みたいなこと言っててドキッとする。緊張がほぐれてきて撮影を楽しむようになるあいらちゃんがすごくピュアで可愛かった。二人の空気感もまたすごく大好きだった。時々あいらちゃんは立ちくらみのような動作をするようになった。撮影の最終日の前日、あいらちゃんは次第に惹かれていった敏幸に想いを伝える。


轟さんにみずきちゃんが占ってもらったことは、敏幸への気持ちを伝えてもよいかだった。みずきも敏幸のことが好きだった。轟さんの占い結果は、「1ヶ月は気持ちを伝えてはいけない、相手が自分と同じ気持ちでも」。本当は好きなのに、敏幸からの告白も嬉しいのに、本当の気持ちを伝えなかったみずきちゃん。敏幸とあいらちゃんが二人で仲睦まじくベンチに座ってお喋りしているのを見て、耐えられなくなる。


みずきちゃんは敏幸を呼び出し、告白した。私も好きだったの、と。占いで1ヶ月は我慢するように言われてたけど、二人を見てたら我慢できなくて。と。告白してくれたあのときと、まだ同じ気持ち?って不安げに尋ねるみずきちゃん。切ない。既に切ない。


・第二の選択(敏幸) 
みずきちゃんか、あいらちゃんか。
→一旦考えさせて。と敏幸。フラグがすごい。


あいらちゃんのお母さんの知り合いに、敏幸の目の病気を治せるかもしれない医者がいるという。凄くお金がかかるが、敏幸は家にお金があると聞いていたので、陽左志に相談する。「母さんが残してくれたお金、目の手術に使ってもいいか?」。「ごめん、心配かけないようにって嘘ついてたけど、本当はお金ないんだ」どちらかが「この家売ってお金にしよう」と話し始める。1階のラーメン屋での店主とみずきちゃんにもお願いすることに。


みずきちゃん「お母さんが命をかけて守ってくれた大事な店なの」と拒む。みずきちゃんのお母さんはお店のオープン前日の台風で店が心配になりお店に行き、(経緯を失念してしまったが)亡くなってしまった。そんな大事な店から出てけっていうの?と。だがその理由が、敏幸の目が見えるようになる手術だと聞く。大好きな敏幸の。そんなの聞いてそれ以上拒むことができないみずきちゃん。


みんなから家を手放す許可をもらった敏幸。箱に入れていたキャップを取り出す。「落ちた時、実は誰かに押されたような感覚があったんだ。近くでこのキャップを拾って。きっとこの持ち主が俺を押したんだと思う」と。陽左志は驚いた。自分が落としたキャップだった。そのキャップは敏幸からのプレゼントだった。つらすぎる.... 敏幸の目が見えるようになったら、自分が押したことがバレてしまう。


・第二の選択(陽左志) 
兄に手術を受けてもらうか、受けさせないか。
→正直に兄に言うことを決意。


ラーメン屋。あいらちゃんとお母さんがいる(たしか)。あの日カッとなった自分が背中を押したことを敏幸に土下座して泣いて謝る陽左志。「顔、あげなよ、もう十分だよ、お前も長い間、ずっと辛かっただろ?もう十分だよ」ってめちゃくちゃ優しく敏幸が言うの。もう〜〜〜〜ここで死ぬほど泣いた。マスクがおじゃんになるくらい泣いた。轟さんの占い通り、陽左志は人前で号泣した。


あいらちゃんのお母さんから、あいらちゃんは目の病気を患い、もうすぐ目が見えなくなってしまうことを告げられる敏幸。みずきちゃんの告白には断り、最後の撮影の日、あいらちゃんに告白する。そして敏幸の手術は成功。あいらちゃんは白杖をつきながら敏幸と腕を組み歩いている。以前は敏幸に「ここの段差気をつけて」と言っていたあいらちゃん、今度は敏幸が「ここ段差あるから気をつけて」とあいらちゃんに言うの。支え合い.....;;;


目が見えるようになった敏幸、笑顔の陽左志と話してる場面もすごいグッときた。


手放した店についても戻っていた。はしえさんがよく見ていた地元YouTuber、「恩人に会いに行ってみた!」企画で、昔自分を助けてくれた女性の家族に会いに行って、願いを叶えるというものだった。昔自分を助けてくれた女性、つまり笑原兄弟の母。笑原兄弟の願いとは、手放した家を元に戻したいというものだった。


店にはいつものみんな。まさか笑原兄弟のお母さんが助けた子がこのYouTuberだったなんて!とラーメン屋でYouTubeを見ながらみんなでワイワイ話す場面で END という感じでした。


良かったなあ。良かった。とっても泣いた。最初のラーメン屋でコップを掴ませてもらう敏幸とみずきちゃんのやりとり、敏幸を押すときの陽左志が特にグッときた。二人ともすごく良かったなあ。


カテコの横千がすごく、すっごく好きだった。出てきてアイコンタクトして、にこぉってして出てくるの。二度目は、みんなー!って千ちゃんから呼ばれてわあっとみんな出てくる感じ。そして残った二人、わったーが千ちゃんをこっち向かして、カメラ向けてパシャって。うわーん!そういうの好き!そんな可愛いカテコ初めてみた!


■海side

月sideと同じようなところも多々あるので記憶にある違う部分のみをザッと。


面接については日を改めてもらえるように連絡し、お店の中に入る。中には「家族を捨てて女と逃げた」父がいた。陽左志は今までの怒りを父にぶつける。立ち去ろうとする父。敏幸は「また来なよ」と優しく言った。


面接予定だった彼女は別のオーディションに合格し、事務所の所属が決まったらしい。そのためモデルの仕事はできなくなったという。会うことはなく終わった。


お笑いターン1(陽左志くんを泣かせたい!ゲーム編)
ジャン負けの人に鍋をスネに落として泣かせる作戦(笑)無理がありすぎる(笑)月sideを見たあとだと必ずまゆこちゃんが罰受けるの知ってるから、えっ、大丈夫?!とめちゃくちゃ心配になってしまった(笑)

協力者の兄のスネはガッチガチに保護されていてそれも笑った。みずきちゃんが負けたときにはお願い〜って言って協力者の敏幸がスネに鍋を落とされるんだけど、まゆこちゃんがジャン負けして陽左志にお願いしても「やだ」「無理」とか言って拒絶しまくるのめっちゃウケたしめっちゃニカだった(笑)最終的にはまゆこちゃんのスネには鍋は当たらずに逃げて終わったから一安心しました。



お笑いターン2(陽左志くんを泣かせたい!協力してもらう編)
最近空き巣が流行ってますよねという話から、まゆこちゃんが、陽左志くんを泣かせる作戦をひらめく。店主が買い出しに行っている間に留守番をしてもらい、そのタイミングで空き巣に入る。空き巣の犯人役は父に協力してもらうことに(配役大丈夫かw)脅して怖がらせて、店主が「お前は俺の息子みたいな存在だから」みたいなことを言って助ける。感動して陽左志くんが泣く。みたいな作戦。

事前に録音しておいた声を流すも、「おとなしくしろ!暴れるな!」「いや..全然暴れてないよ!」と、実際の状況と流れる音声が違いすぎて笑う(笑)異変に気付いた陽左志。犯人とされる人の免許証が目に入り、え、お父さん?!最低.....となる。いや父かわいそうすぎ(笑)最終的には嘘でしたと種明かしをしたようなのでまあいいか(笑)


喧嘩のシーン。みやっちもさすがにあの早口ので怒るシーンは少し甘噛みしてた記憶。あそこ大変だろうな。通常モードの敏幸ってめちゃくちゃ穏やかで大人しいので。


喧嘩直後の敏幸を廃墟から落とすシーン、ここほんとに月と海で、というか、ニカ千で演じ方が違っていて面白かった。海sideの陽左志は、兄の背中を押す手にも目にも躊躇いを感じた。ほんとはしたくない、しちゃだめだ、って分かってる人のそれに感じた。躊躇いながらも背中を押すの。ここはどういう感情で演じたんだろう?って少し思う。わりとこの喧嘩直後のシーンって千ちゃんみたいに勢いにまかせてダンッて押すほうが感情としては分かりやすいと思うんだけど、ニカなりの陽左志の感情があったんだろうなと思うと、気になるなあ。まだROTをきちんと見れてないんですけど、この辺りなにか触れてるのかな。


そして海sideでは、敏幸は連れ子?本当の子じゃない、みたいな感じ(曖昧)で、陽左志は両親二人の本当の子という描写も有り。だから陽左志は愛されるし、敏幸は構ってもらいたくて勉強も真面目に頑張るし、お父さんの好きなカメラにも熱心に取り組んでいた。なるほどなぁ〜繋がってるな〜〜。だから月sideで、お母さんは背中を押した陽左志の方を庇うようなことを言ったのかなとか。そして実際、敏幸はずっと父に嫌われていると思っていた。父がいなくなった理由も、目が見えなくなった俺が嫌になったからだと思っていた。


お父さんを追いかけて女の子がラーメン屋の近くにくるようになった。お父さんの新しい奥さんとの間に生まれた子(だよね?)。異母だけど笑原兄弟の妹にあたる子。お父さんが病気で、余命がもうすぐだという。病気を治すためのお金が必要で、助けてほしいと敏幸にお願いにくる。


(ここ記憶が曖昧だけど、きっと月sideと同じように、母さんの残してくれたお金使ってもいいか?のくだりだよね?でも結局家を売らないとお金は作れないと。)


・第二の選択(敏幸)
店を売るか売らないか(だったはず)
→売らない。 


敏幸に言ってもダメだったので、陽左志に詰め寄る。この写真、兄にバラされたくなかったらお父さんの手術費用出して!みたいな感じ。いや小学生くらいよね?手段が荒手すぎんか?まあ父の命がかかってるのでそうもなるだろうけども。その写真ってのが、敏幸を落とした瞬間の陽左志が写る写真だった。両親とも真実を知ってたんだね。


・第二の選択(陽左志)
写真をバラされるか、家を売って父の手術費用を捻出するか
→自白することに。


父と誰かの前で自白したような。ここやっぱ毎回泣けるなあ。


お父さんが逃げた理由も女の子が言ってくれたんだっけ?(本当に曖昧)女作って逃げたなんて嘘だった。目の見えなくなった敏幸がヤンキーとぶつかって喧嘩になり殴られたりなんなり。それを見たお父さんはヤンキーを追いかけて殴ったら気を失ってしまい、人を殺してしまったと勘違いしたお父さんは、人殺しの息子にならないよう、子どもたちの迷惑にならないように消えた、というのが真相だったらしい。本当は嫌われていたと思っていたけど、実際は敏幸を想った上での行動が引き起こしたことだった。父とも和解。お父さんの病気はどうしたんだっけ..YouTuberが費用出してくれたんだっけ?記憶のキャパが容量を超えた感じが凄い... でも最後は笑原家族が一つになって平和に終わってました。


カテコは宮っちに手繋いでブンブンされてたニカ、もうよくない?ってしばらくして手を離してたの、めちゃくちゃリアルな男って感じがしてギャンッてなった。と同時にちょっと寂しくなった(笑)ほんとニカってメンバー大好きなくせに過剰なスキンシップを好まなかったりたびたびドライな面があるよね(笑)みややは最後まで手振ってくれて、最後に背後のセットにぶつかって照れ笑いしてた。かわいい。ニカは尿意でもあった?というくらいサッとすばやく消えていきました(温度差)


ちょっと後半記憶のキャパの限界を迎えてしまい、海sideの皆様申し訳ありません..という気持ち。。


両side、エンドの直前に舞台の最初のやりとりの続きがあったんだった。はしえさんが轟さんに「どっちか選んで」と2つの箱を差し出すシーン。

「お前は赤が好きだったから..こっち!」と選んだ箱の中には離婚届けが。「私ももう分かんなくなっちゃって。それはもうあなたのものだから、好きなようにしてちょうだい」と。離婚したくなかった轟さんは嬉しそうに離婚届を破いてて、あ〜〜良かった轟さん!と思いました。この辺のくだり、結構端折ってしまったな... 力尽きたごめん... でもここがこうやって繋がってくるところも良かったなあ。


■memo:所感諸々

最初はとにかくまゆこちゃんがマイコちゃんに空耳して、(エッ、キスブサ????)となってしまったことをどうかお許し頂きたい。

あとニカが後ろ向いて写真館の額縁なんかを両手で直してる時だったかに、背中が広い..厚い...男の人の体だ〜かっこいい〜と思った記憶がすごくあります。黒髪だし前髪あるしめちゃくちゃ好きだった。思ったより声が低かった。かっこいい。かっこいい。


ストーリー的には恋愛モノが好きだったから月sideがすごく好みで感情移入をめちゃくちゃしました。けど4人それぞれに色があって、同じ役だからこその違いが面白かったりして、元々両side見たいなと思っていたけど途中あまりの金欠さに行くのを躊躇いもして、それでもやっぱり両side行って本当に本当に本当に良かった。こういうことがあるたび、行かなくて後悔する現場はあるけど、行って後悔する現場って無いんだよなぁと思います。今後金欠やスケジュールの都合で現場に行くか行かないかの選択に迫られた時の私に言っておきます。後悔しないから、行きな!!!!


ちなみに今回、マチネは千賀担さんとの交換で4連席に同行させてもらい、一緒に千賀担さんの会社の後輩というニカ担さん、千賀担さんのお友達の北山担さんがいらっしゃってました。わったーちゃんと噛まずにセリフ言えるかな?とみんなで母性を爆発させていました(笑)楽しかった(笑)


マチソワ間は千賀担さんにお誘い頂き、ニカ担の後輩さんと3人で新大久保のジョナサンに行って、(私はドリンクバーとパンケーキを注文)キスマイコンサートの申し込みの話やキスマイ以外に好きなグループの話などをしてすっごく楽しかった...;;;なにわの升席が気になる話もしたけど、結局国技館コロナで中止になってしまったなあ。悲しい。チケット持ってなかったけど...。


あとソワレ前の別れ際、既に海sideを見たニカ担さんに、ニカ宮は安心して見れるよ!と言われて笑った(笑)確かにわったーはずっと噛まないように頑張れ!の気持ちだったし会場のみんなからも頑張れ!がなんとなく感じてきたもんな..好きだったけどね!そのソワソワ感も!(とりあえず甘い)話は少し逸れますが、今回のわったーの役は、4人の中で一番好きなキャラクターだったから余計にイイナと思ったんだよな〜〜モデルのコとのやり取りが初々しくて甘酸っぱくて尊くて、愛だなあと思った。好き。


結構伏線を散りばめた舞台だったから、分かりやすく伏線がちゃんと回収されていく様も「アァ〜!なるほど!」となるのでとても気持ちが良い。だからまゆこちゃんがただただ良いコすぎて驚く(笑)なんか陽左志に好意が芽生えてくっつくのかと思ったら全然そんなことなかった。でも未来は分からないよね、末路、とは言いつつ、まだまだ笑原兄弟の人生はこれからですし。


海side後は千賀担さんと一緒にせっせと月海両方分のアンケートを書いて出てきました。みんなへの愛をしたためる時間、好き。毎回焦って書きたいこと書ききれないんですけどね。わりとグローブ座ってみんな出るの早いよね。本当に焦る。書ききれなくて。(笑)


あと、まる末、新型コロナの影響で2/28〜3/3の公演が3/16〜3/19に振替公演の予定となりましたが、その公演と併せて3/10〜3/15の公演も中止が決定。3/4〜3/8公演は、3/22〜4/4に振替公演となり3/20時点では開催予定です。

キャストの皆さんも大変だっただろうし、観劇する側も何度もチケツイしてやり取りを重ねて交通機関の手配をして....ととても大変そうにされていたのを日々TLで見ていました。誰のことも咎められないからこそこの感情のやり場がないのがまた悔しいよね。


ギリギリ、マチソワ行けて運が良かったです。こうやって現場に行ったり現場があること自体が当たり前になっていたけど、当たり前じゃないんだよなあと痛感しております。


私は2/16のまる末を終え、最近までNEXT現場は5/16のOZまで何もなかったので、飛行機もまだ取ってなかったし損失は今のところ0なのですが、それもまた運が良かったなと。先日相方に4/4のWESTを譲ってもらったので、最近はそのWESTコンがどうなるか、そわそわしながら開催を願っている日々でございます。


ということでまる末の記録でした。無事に千秋楽が迎えられますように。そしてまた舞祭組の主演で、舞祭組メンバーがそれぞれの主演で、舞台に立って欲しいなあと思います。またみんなの演技見たいなあ。本当に素敵な作品でした。ありがとう!!!!


直前まで雨が降ってて曇り空なグローブ座。
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■memo:軽食

アリラン・ホットドッグ
https://www.google.com/amp/s/s.tabelog.com/tokyo/A1304/A130404/13213952/top_amp/

新大久保の人気店をググって目についたので行ってきました〜!(ミーハー)JR新大久保駅から出て、目の前の信号を渡ってからず〜っと右に5分くらい歩くとあります。人気No.1と書いてあったポテトレーラ(¥480)を注文!チーズハットグにかけるソースやパウダーが沢山置いてあって楽しい。おすすめは全部がけという店内のポスターを見て、わりとほぼ全部かけたはず!

食べるところがないので道の端に寄って食べます。雨降ってたので傘差しながら食べるの大変だった(笑)けどめちゃくちゃ美味しかった〜!

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■memo︰遠征費

・飛行機(行き)︰¥8,340(新千歳→成田)
・飛行機(帰り)︰¥5,850(羽田→新千歳)
・チケット︰¥7,420+¥10,420=¥17,840
→計︰¥32,030